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講 演 会

講演会「こころとからだのケアとメンテナンスのヒント」

2024/05/18

~中高年女性の心の健康~

 今回の講演会のテーマは「こころとからだのケアとメンテナンスのヒント ~中高年女性の心の健康」です。講師にお招きした中央大学の中村菜々子教授は、学生さんかな?と見間違うほど若く、何とも言えない癒しの声をお持ちの先生でした。理論はもちろんのこと、数回のリラクゼーションタイムや、価値カードを使っての内面と向き合う時間もありました。
 ストレスは誰もが体験することだが、その状態にハマって自分の考えが行動を過剰にコントロールしてしまっている時にはどうすればよいのか。まずは立ち止まり自分が陥っている考えを「落ち着いて」見る・・飲み込まれない工夫をする・・つまりその考えから距離を取る・・考えが「考え」であることを自分に言い聞かせる・・とのお話の後、リラクゼーション体験をさせてくださいました。目をつぶり、流れる心地よい音楽と「そのままこの時間を楽しみましょう」の先生の優しい声の中で、自分の身体と考えに思いを留める1分間(だったそうです)は気持ちよく過ぎました。

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ネガティブな感情は無くそうとしなくてよいと言われているそうです。「不安」は安全を確認しながら慎重に進めと教えてくれていたり、「悲しみ」は対象への思いの強さを再確認できたり傷を癒してくれたり、また、正しい「怒り」は寧ろ必要なことであったりと、見方を変えることでネガティブには捉えずに済むと先生は話されました。
 最後に、自分の心に引っかかっていることの中からテーマを一つ決め、80枚を超える価値カードを使ってこのテーマで自分が大事にしていることは何かを見つける作業をしました。3段階の選定を経た最後に、「私にとってとても大切」な価値を一つ残し、自分の中で大事にしているのはこのことだったのだと認識しました。カードに書いてある言葉でなく、自分にしっくりくる言葉を見つけるのもよいそうです。さらにその先は具体的な行動です。何をやってみようか決め、行動を中期的⇒長期的と進めていくことで、ハマっていた沼から知らないうちに抜け出せるかもしれないと思える作業でした。

集合写真

 今回先生から教えていただいたのは、ストレスに目を背けずに自分と冷静に向き合うという根本的なメンテナンスのヒントでした。より良く生きるための大切なヒントとして、自分の考えを「落ち着いて見る」その方法をいくつも教えてくださいました。ストレス状況に陥った時に自分でできることは何かを知り、気持ちが楽になりました。
 講演会後、先生と参加者で「みょうがだに―」と声をそろえての記念撮影。総会・懇親会・講演会が無事に終了し、解散後には10名ほどが大学散策へと出かけていきました。 (支部長 記)

参加者の声

  • 1.総会では活発な意見が出て、埼玉支部らしくてありがたかった。適切な回答ができず申し訳なかった。 昼食のお弁当とお菓子はとても美味しくて、量も適度だった。 懇親会ではテーブルごとの時間設定が効果的で、司会者の気配りが感じられた。参加者の多岐にわたる話に共感することが多く、いつものように力を頂いた。 講演会について、講師の話もリラクゼーションも価値カードを使ってのワークも、工夫が凝らされていて非常に面白く学べた。あるテーマに沿って自分が価値を置いているものと不要なものを分けながら、意識していなかった自分の心に気付かされたことは意外だった。強いストレス状態に陥っても、それにドップリと浸かってしまわない方法を教えていただけたと思う。楽しく充実した講演会だった。
  • 2.初めて支部行事に参加させて頂き、お世話になりました。 50代になり子育ても終わりが見えて来まして、その寂しさや今後の不安などから気持ちが落ちることが多くなっています。今回のテーマを見て是非お聴きしたいと思いました。 後ろ向きな考えにのみこまれないように、落ち着いて見つめることが出来るようになりたいです。自分の大切にしたいことを文字として見ると、少し心が落ち着いたように思えたので、やはり気持ちを文字にすることは良いのだなとも感じました。 中村先生の明るい話し方や表情からも元気を頂けたような気がします。 役員の皆様方のご尽力に心より感謝いたします。
  • 3.健康で前向きに過ごされている桜蔭会の先輩の皆様にお会い出来たことに感謝です。不安や悲しみを乗り越えてこられたお話などもお聞き出来たらと思いました。 同年代の友人は、子育て終了に伴う寂しさ、今後の親の介護等への心配、自分の健康への不安などで何かと悩みを抱えている人が多いように感じます。 ますます「支部だより」を読ませて頂くのが楽しみになりました。 ありがとうございました。
  • 4.西部地区の皆様と役員の方々のご尽力で、とても素晴らしい総会と講演会が催され、大変有意義な1日を楽しむことができ、ありがとうございました。 総会では決算に関する質問も出ましたが、期末残高の保持は、持続可能な支部活動のために必要なことと理解しております。 昼食や懇親会も大変充実しており、講演会でも新しい観点から自分の生き方を見直すことができました。キャンパス散策のオプションも入れてくださり、ありがたかったです。 ただ、例年のことですが、こんなに充実した総会なのに、若い方々のご参加が少ないことは残念で、若い層の発掘は今後の課題でもありますね。 今後も埼玉支部のご発展を祈念しております。
  • 5. 大変お世話になりました。地区役員をリーダーとする西部地区の底力と役員のみなさまのご準備とご協力に感謝申し上げます。  議事でご意見が出たことも、あらためて埼玉の会計の実情を知っていただく機会になった点で、よかったと思います。また総会議長さんのまとめ方が見事で感心しました。ほぼ時間通りの進行、周到な準備と臨機応変のご対応が活かされたと思います。お弁当も美味しくいただきましたし資料も美しく封入されていました。講演の為のカードまで手作りしていただいたと伺いました。全体にとても細やかなご準備をいただき御礼申し上げます。  1点だけ、昼食の時に折角テーブル単位で顔を合わせながら座れたので、可能ならもう少しお互いにお話できる時間がとれたらなおよかったかな、と思いました。でも全体の時程を考えれば多分無理?ですね。いずれにしてもとても充実した会でした。ありがとうございました。
  • 6.こんにちは。支部総会では大変お世話になりました。午前の総会のきめ細かなはからい。午後にはお若い私たちの子供世代の先生による分かり易く明快な講演。聴くだけでなく一緒に参加しながらのお話しはとても面白くてこの年にしてはきちんと集中できて自分でも驚いています。終了後の大学散策は大学からの地図だけでなく、係の方の丁寧な資料を帰ってからじっくり読ませて頂き、あまりの詳しさに感激致しました。大学時代の思い出を巡らせながらの同窓の方との楽しい語らいも忘れられない経験となりました。本当にありがとうございました。
  • 7.学内散策について 散策マップ、キャンパスツアー資料など御準備いただき、楽しく散策できました。 特に学内の建物の名称が時代の流れを反映しているように感じました。マルシェ(食堂)、スチューデント・コモンズ(学生会館)、人間文化創成科学研究科(大学院)など。 1時間ほど歩いたので、足が少々痛くなりましたが…
  • 8.日頃忙しく過ごしていて、ともすると自分は本当は何をしたいのかを見失いがちでしたが、改めてワークを通じてその辺りを確認できたような気がします。総会の自己紹介・近況報告ではいつも先輩の皆さまからパワーを頂いています。
  • 9.行き届いた細やかな計画と実施、素晴らしい総会だったと思います。お元気で生き生きとした先輩方にお会いし自分もあのようにありたいと思いました。西部地区の皆様、これまでのご準備ありがとうございました。大変お世話になりました。 講演会も興味深くお聴きしました。自分の中にはいろいろな価値観があるということに気付き、自分のこれまでの生き方を振り返り、またこれからの生き方を考えるよい機会となりました。貴重な場を提供してくださった西部地区の皆様に感謝します。
  • 10.講演会では、自分にとって大切なものは何かに意識を向ける機会を頂き、優先すべきことが見えてきました。 桜蔭会の活動に、これからもっと参加させていただきたいと思います。この度はありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
  • 11.◆講演について 講師の方は好感の持てる方だったが、講義の内容は40~60代くらいの人で、とくに心の悩みを持っている人が対象という感じ。終活をどうしようかと思っているような後期高齢者向きではなかった。が、自分を見直すためには役立った。 ◆懇親会 和気藹々とした雰囲気で大変よかったが、もっと時間があれば、とも思った。 ◆お弁当 いかんせん味が濃く、塩辛い。緑の野菜が見当たらず、栄養バランスもよくなか った。栄養成分表示はかなり問題。これについては、調べたことなどを別紙に書いたので、そちらを読んでいただきたい(結論としては、法違反ではないが、消費者のために役立たない表示になっているので行政機関から注意指導をしたもらうことになった)。
  • 12.支部総会では繰越金の使い道について質問や意見が出て皆さんの認識が深まって良かったと思います。支部だよりの発送数の削減についても確認できたので良かったです。 お弁当を食べながらの一人一言もタイムキーパーがしっかりしていて時間通りに収めたことは素晴らしかったと思います。 講演会はとても充実していて自分でも気づきもあって良かったです。支部長が一生懸命全員分のカードを切ってご準備くださったことに感謝です。 全体を通して役員の協力体制が素晴らしかったです。総会担当の地区役員さんも本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
  • 13.講演ばかりでなく、体験もありよかったです。役立ちました。ありがとうございました。
  • 14.役員の皆様へ ご準備、当日の運営、本当にありがとうございました。 細かなところまで配慮が行き届いておりました。 (交流会のグループ化、お弁当の持ち帰り手提げ袋など) また、講演会では分かりやすい内容で自分を見つめ直すことができました。
  • 15.西部地区の皆様、前準備も当日も大変だったと思います。イレギュラーなことが色々発生し、ばたばたでしたが、表面上は皆様の臨機応変の対応で滞りなく、無事に終わったことは驚きを持って見事!と思いました。ただ、皆様、大変お疲れになったと思います。今回を振り返り、負担の少ないやり方を模索する必要があると感じました。
  • 16. 大変お世話になりました。何十年ぶりかの大学構内、いろいろな思い出がよみがえり、つかの間女学生にもどれました。  総会は有意義なディスカッションで皆さんの真剣な同窓会への気持ちがひしひしと感じられました。 そのあとの講演では、我々の子に近い年齢の優秀な講師の巧みな進行に気づかずに過ごしていた自分の気持ちを発見でき、周囲の方たちとのやり取りがとても楽しかったです。ありがとうございました。
  • 17.総会ではお元気な先輩方の姿に励まされて、私も、10年後にも総会に出席できるだけの健康を維持していたいと思いました。 講演会では、自分を見つめるワークをしてみて、私が今、大切にしたいと思っているのは、平凡で落ち着いた穏やかな暮らしなのかと、改めて気づき、幸せなのだなぁと思いました。また、このゴムで留められた小さなカードを誰が用意したのだろうと思っていました。ご用意くださってありがとうございました。
  • 18.①総会について: 財政について質問が出た。支部便りの記事については全くよんでいないらしい。 総会に出るくらいだから熱心な会員なのだろうとは思わず、 きちんとこういう質問にこたえられるように、役員全員が準備しておいた方が良いとかんじた。 ②懇親会について 司会が上手にやってくれた。席も年齢、学科がバラついた座り方で良かった。 今回のやり方はひとつのお手本かな。ただし、相変わらず自分一人で長い時間占拠する人がいて残念。 ③講演: 心理学の理論と臨床を両立している人で、興味深く聞けた。
  • ※先生に出したお礼状に対する返事 「私のほうも、諸先輩方の様子を拝見して、こういう感じで年を重ね、仲間と関係性をつくっていきたいなと 心から思え、元気を分けていただきました」とある。同窓会の役割や意義について再認識した。