長年、県立高校で英語劇の脚本、演出、県大会主催をやっていました。定年退職して、明治座アカデミーで1年半、自ら演じる研修をし、6期生で「MAロッキーズ劇団」を立ち上げました。プロの演出家たち(文学座:得丸信二・松本裕子・若松泰弘、東京芸術座:杉本孝司、明治座:石戸達郎、平石事務所:平石耕一etc.)に鍛えられ、20年近く。それぞれの気質も生活も知った上での舞台の上での戦いは刺激的で、やめられません。
また今回は、桜蔭会埼玉支部総会でこの宣伝をしましたら、役員の方々や、翻訳者の一花さんとお友達だという小野様が6人も一花友人を誘ってくださり、ありがとうございました。
③12月6~8日 コネコレ公演「ペラペラゲーム」中島淳彦 阿佐ヶ谷アルシェ 演出:若松泰弘(文学座)
「家族の行事」と並行して「ペラペラゲーム」のワークショップを行っていました。
記憶力が衰え、覚えるのが大変。大きい字でセリフを書いて、トイレ、食卓のすぐ横、家中にセリフ紙を貼り付けます。仲代達也氏もそうやっていたそうです。皿洗いしながら、録音したセリフをぶつぶつ。近くの入間川の堤防をウオーキングしながら、大声で。電車の中ではカードに書いて。熱が入るとつい体や顔で表現してしまい、前の人に怪訝な目で見られたり。ストンと腹の中にセリフが落ちるまで、私の生活はセリフ三昧。
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若松氏のワークショップの口癖。
*まず「相手のセリフを聞く」だ。セリフはキャッチボール。
*どんな「音」を出すか。呼吸法、姿勢、人との距離等により音は違ってくる。
*10のうち5の中途半端な表現が一番いけない。2をやってみて、思いっきり波風をたててみる。
*お客様に意外性と驚きを。お客様を眠らせてはいけない。
「美千代!いつまで一人芝居をやってるんだ!あと10秒続けたら役を下すぞ!」と怒鳴られ、人とどう絡むか苦悩しながら、楽しんでいます。
「ペラペラゲーム」では“いかにも悪そうな顔の女”と芸能レポーターの梨本に笑われたのを恨み、出所したらリベンジするつもりの、殺人犯女囚を演じます。
見にいらっしゃいませんか。(後日、チラシ掲載予定)