桜蔭会ロゴ一般社団法人桜蔭会埼玉支部

イベント

澁澤栄一ミニツアー

2023/04/23

総会が終わった後、栄一が好んで食べたと言われる「煮ぼうとう」をランチセットに続いていただきました。割烹の女将から、深谷の煮ぼうとうは山梨のほうとうとは違い、お出汁でとった醤油味で、野菜がたくさん入っていて、そのうまみが麺にしみ込んでとろみが強く、翌日でもおいしくいただけるとのお話をうかがいました。お腹がいっぱいになったところで、バスに乗り込んでミニツアーに出発しました。

バスに乗って5分ほどで、最初の「澁澤栄一記念館」に到着しました。早速、記念館前で記念撮影。朝は少し風が冷たかったのですが、真っ青な空に汗ばむような暖かさになり、ツアー日和となりました。記念館の裏に回ると大きな栄一像があり、栄一が見ている方向には赤城山や榛名山に緑の田畑が広がり、当時の風景を想像しました。記念館には栄一ゆかりの遺墨や写真など、たくさんの資料が展示されており、ボランティアの方から栄一の生い立ちから92歳で亡くなるまでの生涯について説明を受けました。(入館料無料です)

次は栄一の生誕地「中の家」(なかんち)を訪ねました。立派な正門をくぐると栄一の若き日の銅像(パリに渡った時の姿)があり、大きな二階建ての母屋には上部に養蚕の天窓が見えました。渋沢家は養蚕と藍玉の製造販売でとても裕福だったそうです。ガイドの方によると、今のお金に換算すると年商が1億円程度あったということで、驚きました。門のすぐ前には、渋沢家の歴代のお墓があり、その大きくて立派なことに感心しました。

続いて訪れたのは鹿島神社で、慈悲深い栄一のお母さんが、らい病感染者の身体を洗ったという大きな欅の根株に残る泉跡を見ました。
その後、栄一が幼い頃から学んでいたという論語の師である従兄の尾高純忠の生家に行きました。家の裏には栄一が煉瓦工場を設立し、その後も経営に尽力したとされるレンガ造りの土蔵が残っていて、ボランティアの方から説明を受けました。

最後に北部地区のお二人からミニトマトとベビーリーフのお土産をいただき、深谷駅前で充実したミニツアーを終えました。

参加者の声(抜粋)

  • よく準備された企画で感心しました。いいお天気でしたし、じゅうぶん満足しました。ありがとうございました。
  • 北部の皆様、ありがとうございました。 桜蔭会埼玉支部総会に参加すると、30年住みながらよく知らなかった埼玉の魅力発見が出来るのですね。とても、充実した春の一日でした。
  • 今回の総会では、きめ細かいお心配りをありがとうございました。鹿島神社の欅の大木 、淳忠の碑など、感動でした。渋沢栄一についてはますます興味を持ちました。1万円札の お顔になるべくしてなる方だと感服しました。
  • スムーズな支部総会運営と煮ほうとう会席を食べながらの楽しい懇談会になったと思います。懇談会後のミニツアーも見学箇所も時間もちょうどよく、ツアーガイド&運転手さんの説明がわかりやすくて、渋沢栄一の生涯がとてもよくわかりました。お土産のミニトマトとベビーリーフも嬉しかったです。
  • 本日は丁寧なおもてなしをいただき、実りある一日を過ごせたこと、スタッフの皆様に感謝申し上げます。先輩方の立ち居振る舞いを見て、まだまだ自分も頑張らねば、と鼓舞されました。具体的な情報もいただけました。初めての方との出会いの中で、同じ学舎での思い出を語れることで旧知の親友のような深い話もできました。
  • 入念な準備と段取り、そして実行力と連帯力が素晴らしく、ただただ感心しました。今回のイベントによって会員の皆様がよりつながりを深められたことを感じました。 会場が狭かったですが、かえって、向かい合って座ることで気楽に話せましたし、マイクを回して話がスムーズに進んだため大成功でした。
  • 昨日は、お天気、景色、総会、お食事、観光、お土産…すべて完璧!本当に楽しい一日でした。今度改めて個人で同じコースを回ってみたい、と思いましたが、こんなツアーは個人では絶対無理だと気づき、改めて北部地区の皆様に心から感謝しています。ありがとうございました。
  • なめらかな総会進行、美味しい料理、興味深いミニツァー、北部地区の方々の周到なご準備と気遣いの感じられる一日で、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。ミニツァーは、ただ見るだけでなく、それぞれの場所でガイドがあったことで、より深く 知ることが出来て、個人で来ただけでは分からない気づきもあり、とても満足しました。ド ライバーさんがガイドもしてくださったのは、よかったですね。
  • 懇親会での自己紹介や近況報告等は多くの参加者がとても有意義だとお考えのようですね。同窓生の本音トークはインパクトと説得力があります。今後の支部総会のあり方も参加者が楽しく満足できるように考えると良いと思います。 北部の皆様方が人数がとても少ない中頑張ってくだり感謝でございます。
  • 初めて、深谷市に訪問しました。畑が多く視界が開け、県南とは違うのびのびとした風景に癒されました。豪農の家に生まれ、しっかりと教育を受けた渋沢栄一の芯はここで育まれたのだと納得です。お土産に頂いたベビーリーフ、ミニトマトも採れたての濃い味が、とても美味しかったです。
  • 何にもまして同窓会の集まりで楽しいのは、メンバーの皆さんと生き方や仕事・家族のこと、社会のことなど話して、気持ちよく話せることでした。私にとってはこれが次回の同窓会への出席を強く動機づけています。
  • 深谷、いつか行きたいと思いながらやっと訪れることができて嬉しかったです。バスの運転手さんのガイドも大変素晴らしく、大いに勉強になりました。尾高惇忠の顕彰碑を中文の先輩方が読み解かれていたのを拝見し尊敬の念を抱きました。全体教養高い集まりに改めて誇りを感じます。最初に訪れた資料館はもう少し時間が欲しかったかもしれません。
  • 食事に関して、気付いたことを少しー。煮ぼうとうについての説明を食事の前にしていただけるとよかったかと。せっかくの煮ぼうとう、かき揚げ丼の後に供されたのが残念でした。量がいかにも多く、かき揚げ丼もおいしかったのですが、またお刺身も好意で供 されたのはわかるのですが、煮ぼうとうだけでも十分だった気がします。食べ残した方も多かったようで、多少なりと消費者問題、環境問題に関わってきた者として、それが残念でなりません。 以下、蛇足ですがー。  あのとき持ち帰り容器をあんな形で思い切ってお願いして煮ほうとうを持ち帰り(ハラハラしながら、でした)、翌日に温め直しておいしくいただきました。
  • 次の4点※は、大変よかったと思います。これまでの総会にはなかったことで感心しました。 ※①前もって確認のメールをくださったこと。②その中に会費は「封筒に入れて~~」と書かれていたこと。③アンケートのハガキを渡されたこと。④支部だよりにもアンケートのハガキにもQRコードが載っていたこと。 このことは、他の地区が担当のときもぜひやってほしいと思いました。

秋の美術館遠足

2022/09/10

新型コロナウイルスのため延期となっていた支部主催の初めての「秋の美術館遠足」が、ようやく9月10日に実施されました。同じくコロナのため2020年に中止となった「ボストン美術館展」です。お天気にも恵まれ、30代から80代までの33名の方にご参加いただきました。東京・神奈川・千葉支部からの参加もありました。

「ボストン美術館展」は、タイトルの「芸術×力」「ファラオから大名まで」の通り、時空間共にスケールの大きな展覧会でした。古今東西の権力者たちが、その力を示し維持するために利用してきた芸術作品の数々、また、権力者たちがパトロンとして支援した超一流の芸術家たちによって生み出されたさまざまな作品が展示されていました。エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本など 世界各地からのおよそ60点の作品の中には、≪吉備大臣入唐絵巻≫や≪平治物語絵巻 三条殿夜討巻≫など、里帰りした日本の宝も含まれていました。幕末、維新の混乱期に海外に流出したわが国の優れた美術作品は、その価値を認められ、しっかりと保護・保存されていたのです。入館者は決して少なくはありませんでしたが、人数制限のおかげでいつもとは少し異なる空間で鑑賞することができました。

昼食は、公園内の韻松亭(いんしょうてい)でいただきました。韻松亭は創業明治8年、140年余りの歴史を誇る老舗料亭です。お料理は、大豆を使った日本料理の数々、どれもとってもおいしく、日本の食文化の豊かさを改めて実感させられるものでした。短い時間でしたが、食後、マスクをしてのおしゃべりもできました。

参加者の声

  • 今日は久しぶりに美術作品を堪能させていただきました。特に絵巻には、描かれた時代と考え合わせ驚くばかりでした。
  • 楽しかったです。特に平治物語と吉備大臣入唐絵巻、 できたらこの二つはもう少しゆっくり眺めていたかったです。
  • こんなに立派な日本の美術品、絵巻物などが日本ではなくボストンにあることにびっくりしました。力あるものは芸術を尊ぶこと、大事にすることがわかりました。
  • ボストン美術館は、民間コレクターの寄贈により、地元の有志が設立した美術館。東京都美術館は篤志家の寄付で誕生した日本初の公立美術館。二つの美術館には共通点があることを知りました。
  • コロナの前はよく美術館に来たのですが、予約しなければならなくなってからは、初めてです。久しぶりに楽しく過ごすことができました。
  • 美術館に来る機会がなかなか無かったので、有意義な時間を過ごすことができました。〇事前の講義でいろいろ興味がわき、家に帰ったら調べようと思いました。刺激をもらった美術館遠足でした。
  • 事前の嶋田先生のご説明で、とても興味深く鑑賞することができ、ありがとうございました。
  • 資料が充実していました。
  • 先生の話、もうちょっときちんと聞ける所で次回はやりたいですね。
  • 上野はベビーカーでも便利になり、ありがたかったです。
  • 他の参加者の方々との語らいも楽しいものでした。お食事もいい場所で美味しく頂きました。
  • 初めて桜蔭会埼玉支部イベントに参加しました。ようやく定年となり、気持ちにも余裕ができ、コロナにも慣れ、天気も良く、とても充実した時間を過ごすことができました。○大山寮の昔話や、共通の知人の話なども出て、同窓会ならではのことと思いました。
  • 企画から準備、当日の進行と担当の皆様方ありがとうございました。
  • 千葉支部に所属しておりますが、声を掛けて頂いてとても嬉しく思っております。

お茶大キャンパスツアー

2022/06/18

6月18日、コロナ禍で延期されていた支部主催イベント「国際交流留学生プラザ&キャンパスツアー」がついに実現しました。支部役員によるガイドが付いて母校の「いま」を巡る本ツアーには、お茶大入学を希望する若いゲストも含めて30名の方にご参加いただきました。

午前中は2019年にオープンした国際交流留学生プラザを見学するプラザツアーでした。隈研吾氏設計のモダンな外観と充実した施設、さらに様々なパブリックアートも目を引きます。

午後のキャンパスツアーでは、歴史ある「徽音堂」や研究棟、図書館、新学生寮「音羽館」など、キャンパス内の新旧の施設を見学しました。歴史ある重厚な「徽音堂」の存在感に圧倒される一方で、近代的設備を備えた素敵な学生寮は、昔の学生寮を思うと、まさに隔世の感がありました。

天気にも恵まれ、ツアー終了まで傘要らずの涼しい一日、時折どよめきや歓声が上がる終始和やかな雰囲気の中、おかげ様でプラザ&キャンパスツアーは無事終了いたしました。参加された方からは、入念な準備に対する役員への感謝と数々の資料やお土産グッズへの喜びの声をいただきました。みなさまのご協力に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

クリアファイル

【お土産】「地理女子」とゼンリンがコラボのクリアファイル

参加者の声

  • 「充実したプラザキャンパスツアーでした。母校がここまで新しく変わっているとは思いもせず、このような機会を作ってくださったこと、ありがとうございました。」
  • 「とてもよい一日を過ごしました。役員さん方の長い間完璧な準備に感謝と御礼を申し上げます。たくさんの資料やグッズでお土産いっぱいで嬉しいです。これからも楽しい同窓会活動をよろしくお願いします。」
  • 「待ちに待ったキャンパスツアー、来て本当に良かったと思います。周囲の方との交流も楽しく、昔に帰った気分で、もう一度ここに帰ってきて学びなおしたらなあと思ってしまいました。」
  • 「1日楽しく過ごすことができました。時は違っても同じところで学んだ仲間との1日、コロナで引きこもりがちな毎日に良い刺激になりました。色々な所で写真を撮ったので地方に住んでいる友達にも送ろうと思います。」
  • 「若い人たちには厳しい時代だと思いますが30年代の私たちとは違って恵まれた環境で学問に励んでいることを実感して嬉しく思いました。」
  • 「2年ぐらい前から準備していただいた企画だそうで微に入り細に入り心配りがされていて本当にありがたかったです。私たちの会(被服学関連学科)でもこのような企画ができたらさぞ皆様喜ばれることだろうと思ったりしました。」
  • 「大変充実した時間を過ごすことができました。役員の方々の行き届いた心遣いに深く感謝申し上げます。新しいプラザと母校の現在の学問環境は素晴らしく、羨ましく思いましたが、同時に自分たちの学生時代を懐かしく思い出し、楽しいキャンパスツアーでした。」
  • 浦島花子感、絶大!この企画が実行できて本当に良かったです。歴史などよく調べてくださって、とてもよく理解できました。
  • すっかり変わっていてびっくりでした。音羽館が素晴らしくて若かったら入りたいです。一人で訪れたのでは分からない所まで聞けて、見られてありがたく思いました。
  • 大変リフレッシュしました。長い歴史ある大学で学び過ごした日々、そしてそれからの長~い年月。今日皆様にも元気を頂きました。
  • 楽しい時間でした。お弁当もおいしくいただき、甘みまで行き届いたお世話を、ありがとうございました。
  • 今まで知らなかったこともたくさん知ることができて母校をもう一度見直すきっかけになりました。企画してくださった方ありがとうございました。
  • 周辺の町の街並みの変化はもとより、母校の変化は目を見張るものがあり、何か誇らしい気になりもう一度お茶大生に戻りたいとさえ思いました。

2023年埼玉支部総会

2023/04/23

2023年度支部総会は4月23日(日)、深谷市郊外の和風レストラン「楓」にて行われました。参加者32名 。 支部長の挨拶に続き、総会次第に沿って2022年度「支部活動報告」「会計報告」「会計監査報告」が なされました。次に2023年度「支部活動計画案」「会計予算案」「役員人事案」が提案されすべて承認されまし た。支部活動は今後、総会と秋の行事と支部だよりの三つに絞られます。課題は支部会費の納入者が会員の二割弱で あること。ホームページの活用などの対策が期待されています。
新たに副支部長、東部地区、南部地区三氏の新役員紹介後、退任の副支部長、南部地区役員二氏へ記念品が贈呈されました。最後は校歌合唱。「みがかずば♪」の美しいハーモニーに懐かしい徽音堂が浮かんだことです。

 昼食は渋沢栄一が好んだという煮ぼうとうをメインとしたランチ。食後の懇親会は交流の時間もあって話が弾みました。
 総会後、北部地区役員さんより栄一翁関連ミニツアーの説明を受け、バスにてまず「渋沢栄一記念館」へ。全体写真撮影後、栄一の生涯について説明を受けました。倒幕派から一転、一橋家に仕え将軍慶喜の弟に随行してパリ万博へ。この間に大政奉還があり官僚を経て実業家に転身。七十歳を越えてから社会福祉に重点を置くようになったとのこと。大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となったり、一万円札にも登場するとあってガイドの方や運転 手さんの説明にも熱気がこもっていました。  次は栄一翁生誕の地である「中の家」へ。隣接する墓所と共に、渋沢家の豪農ぶりが窺われます。続いて鹿島神社へ。ここには大欅の朽木があり根元に古井戸の跡が残っています。この水で栄一の母がハンセン病の人の背中を流してやっ たと伝えられています。結びは栄一の従兄であり師であり義兄でもある尾高惇忠の生家。二百年以上も前の家屋が厳 然と残っていることに驚かされます。生き方の基本に論語を置いた栄一に大きな影響を与えた人物で、富岡製糸場の 初代場長を務めました。
 ツアーの結びに、北部地区のお二人の会員の厚意により、ミニトマトとベビーリーフがおみやげとして渡され、深 谷駅前にて解散となりました。  文字通りの「青天」に恵まれ、心弾む一日となりました。(北部地区会員)


2022年埼玉支部総会

2022/04/23

去る4月23日、大宮ソニック市民ホールにて、3年ぶりに対面で総会を開催いたしました。まん延防止等重点措置が解除され、コロナ禍での社会活動が徐々に広がってきている中、埼玉支部では思い切って対面での実施に踏みきりました。今年の総会担当地区の南部役員を中心に十分な感染対策を講じ、参加者に安心していただけるよう心がけました。
役員を含む32名の方がご参加くださり、議案書及び支部規約一部改定案の検討をお願いし、全員一致で全ての議案が承認され規約改定案に賛成していただきました。 以上に基づき、今年度の活動を進めてまいります。総会ご参加の皆さまのご協力に、役員一同厚くお礼申し上げます。 3年目に入ったコロナ禍での支部活動ですが、今年度6月と9月にも行事を予定しています。両行事とも以前にも計画したものの実現できなかったものです。内容を変更しながら現状に合わせた企画にしています。今年こそ実現できますように。皆さまぜひご参加ください。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。(支部長)

昼食(黙食でした)後、会場前方の演壇で近況報告をしていただきました。「遠方だが対面での総会なのでぜひ出席したかった」「去年のオンライン交流会では事前に何度もZoom練習をしてもらい、なんてあったかいんだろうと思った」「親子の支援や全ての母親の心に寄り添うような活動をしている」「地域で子どもたちのために活動している」「遊ぶために体を鍛えている」「75を目標に仕事の集大成をしようと思っている」「ここは先輩から元気をもらえるところだといつも思う」「親が亡くなり実家の片付けが大変」「今日は信田さんのお話を聞きに来た」「ジェンダー問題に関心がある」等々、多岐にわたるお話に感心したり共感したり驚いたり笑ったりのあっという間の時間でした。最後に、優しい音色のトリプルオカリナ演奏に合わせて『校歌みがかずば』を静かに胸の中で口ずさみました。

続いて、信田さよ子氏の講演『これまでの家族・これからの家族』です。たくさんの資料をご用意くださり、数多くのカウンセリング経験に基づいた内容でした。保健所など公的機関からはこぼれ落ちてしまう人々や主観的にでも(客観的でなくとも)困っている人たちをも含め、医者ではないカウンセラーとしてその方たちをどう大切にして問題を解決し回復させるか、共感とは違いその方の苦しみの感情を肯定して聞くことを大事にする との信田氏のお話でした。それぞれの事例を聞きながら、もし自分が同じような苦しみに陥った時には救っていただけるという光を感じた講演でした。「過去の事実は変わらないが過去の捉え方は変えられる」信田氏が言われたこの言葉が胸にとても響き、残っています。